現代の生活スタイルに合わせて、『家具や家電を購入せずにレンタルする』という選択肢がますます増えています。特に、一人暮らしや転勤・単身赴任の方、さらには上質な家具を手軽に手に入れたいファミリーまで、家具家電のレンタルは非常におすすめです。
今回は、月払いで利用できるおすすめの家具家電レンタルサービスを比較し、さらにそのメリットやデメリットについても詳しくご紹介します。
 

おすすめの家具家電レンタルサービス比較

個人でレンタルサービスを選ぶ際には、レンタル価格や対応エリア、どんなアイテムがレンタルできるかなどさまざまな要素を比較することが重要です。
以下は、特に人気の5社(STYLICS、かして!どっとこむ、subsclife、CLAS、flect)のサービスを比較した表です。

サービス名 レンタル
料率
商品
点数
対応
エリア
新品
確約
STYLICS 約3% 約10万点 全国
かして!
どっとこむ
不明 約200点 全国
subsclife 約4%~32% 約8,000点 全国
CLAS 約3~7% 約700点 一部 ×
flect 約4% 約3,000点 一部

  • レンタル料率とは『レンタル開始時のひと月のレンタル料』を『購入する場合の金額』で割ったもの。
  • 「全国」に北海道を含みます。離島エリアは除きます。
  • clasの対応エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫です。
  • flectの対応エリアは東北・関東・中部・近畿の一部地域です。
  • subsclife・clasは商品によりレンタル料率が異なるため、詳しくは各社商品ページをご覧ください。

 

STYLICS(スタイリクス)

スタイリクス
STYLICS(スタイリクス)は、業界唯一の家具のコーディネートサービスとレンタルを組み合わせたサービス。プロのインテリアコーディネーターが、利用者のライフスタイルや好みに合わせた家具のコーディネートを提案してくれるのが特徴です。たくさんの選択肢の中から自分に最適な家具を選んで、理想の暮らしを手軽に始めたい人におすすめです。
 

こんな人におすすめ

  • 新品で質の良い家具が欲しい人
  • コーディネーターに相談してサクッと暮らしの夢を叶えたい人
  • たくさんの選択肢のなかから自分にとってベストな家具を選びたい人

 

かして!どっとこむ

かしてどっとこむ
出展:かしてどっとこむ
 
かしてどっとこむは、家具・家電だけでなく、布団や自転車などの生活必需品などを幅広くレンタルできるサービスです。家具の4点セットなどといった単身者向けのプランが特徴で、学生や留学生、老人ホームでの利用など、期間限定での利用が求められるユーザーに特に人気があります。離島などを除く全国で利用が可能です。
 

こんな人におすすめ

  • 家電一式をまとめてレンタルしたい人
  • デザインにこだわらず安く揃えたい人
  • 単身で急ぎで家具家電が必要な人

 

subsclife(サブスクライフ)

サブスクライフ
出展:subsclife(サブスクライフ)
 
subsclife(サブスクライフ)は、家具や家電をサブスクリプション形式でレンタルできるサービスです。レンタルは新品、ヴィンテージのいずれかから選べ、SNSで流行りの家具なども取り扱っています。支払期間は3・6・12・24ヶ月から申し込み時に選択する必要があるため、使用期間が事前に決まっていない場合は注意が必要です。
 

こんな人におすすめ

  • ヴィンテージ家具を試してみたい人
  • 使用期間が明確に決まっている人
  • 流行のアイテムを試してみたい人

 

CLAS(クラス)

クラス
出展:CLAS(クラス)
 
CLAS(クラス)は、シンプルな中古家具を多く提供しているレンタルサービスです。関東や関西を中心とした都市部でのみレンタルが可能で、『いつでも返せるプラン』か『配送手数料が0円のプラン』から選べるのが特徴です。一人暮らし向けのコンパクトな家具を多く取り揃えており、家具家電以外にトレーニングマシンやキャンプ用品などのレンタルもあります。
 

こんな人におすすめ

  • 3か月未満の短期のみ必要で借り続けたり買取しない人
  • 使用済みの家具でも気にならない人
  • シンプルな家具が好みの人

 

flect(フレクト)

フレクト
出展:flect(フレクト)
 
flect(フレクト)では新品のレンタル家具を提供しています。子供がいる家庭向けのローソファなども用意。最大24か月のお試し期間のあと、買取か返却かを選択できます。ただし、買取の場合商品価格を越えてしまうので注意が必要です。短期間の利用が前提のレンタルは受け付けていないため、2年かけて家具をゆっくり試したい方におすすめです。
 

こんな人におすすめ

  • 見た目よりも機能性重視の人
  • ディノスの通販家具を利用したい人
  • 買取りの可能性が無い人

 

家具家電レンタルのメリットとデメリット

家具家電をレンタルする最大のメリットの一つは、家具購入にかかる初期費用の負担を軽減できること。特に、初期費用を抑えたい一人暮らしや、何かとお金がかかる子育て世帯にとっては非常に魅力的な選択肢です。
ここでは、ほかにも家具家電レンタルのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

  • 一人暮らしや単身赴任におすすめ

    一人暮らしや単身赴任を始める際に、家具や家電を一から揃えるのは大変な作業です。レンタルサービスを利用することで、手軽に必要なものを取り揃えることができ、さらに返却が簡単であることから、必要がなくなった際にもストレスなく手続きを進められます。
     

  • 適切なレンタル期間を見極める必要がある

    「1か月から利用できる」などといった手軽さに惹かれて、つい気軽に家具をレンタルし始めることもありますが、結局そのまま1年以上使ってしまうケースも少なくありません。しかし、サービスによっては、購入した方がコスト的にお得になることもあります。また、買取した場合に、割高になるサービスもあるので注意が必要です。
    家具は頻繁に入れ替えるものではないため、本当に返却する時期が決まっているのかをよく考えることが重要です。もし、明確な返却時期がない場合は、数年単位といった長期的な視点でレンタル期間を考えるのがおすすめです。
     

 

レンタル/サブスクの選び方

  • 新品か中古か

    家具レンタル/サブスクサービスは、新品型のサービスと中古型のサービスに分かれます。
    家具は完全な洗浄ができないので、衛生面が気になる方や買取を検討している方は新品型がおすすめ。

    新品型:STYLICS・flect
    新品/中古型:かして!どっとこむ・subsclife
    中古型:clas

     

  • レンタル料率

    レンタルサービスでは「月々400円~」といった金額に目がいってしまいがちですが、その商品が元々いくらの物なのかによって、お得なのかどうかは変わってきます。2,000円のものが400円なのと、8,000円のものが800円では、後者の方がお得ですよね。そのため、金額そのものよりも、「商品価格に対する率=レンタル料率」をよく見ましょう。中古なのに新品より料率が高いということもあるので注意してください。

    STYLICS(新品):約3%
    flect(新品):約4%
    subsclife(新品):約4%~32%
    clas(中古):約3~7%

     

  • 全国対応か地域限定か

    まずは自分の住んでいる地域でレンタル可能かどうかを確認しましょう。
    レンタル中に引越しの可能性がある場合にも、地域限定では持っていけないエリアができてしまいますので、全国対応の方が安心です。

    全国対応:STYLICS・かして!どっとこむ・subsclife
    一部地域対応:clas・flect

     

  • 商品点数

    家具家電のレンタルサービスではデザインやブランドの選択肢が限られることもあり、自分の好みにぴったり合ったものを見つけるのが難しい場合もあります。
    取扱い商品点数が多いほど、自分の好みやライフスタイルにぴったりの家具を選べるでしょう。

    商品点数10万点以上:STYLICS
    商品点数1,000~1万点:subsclife・flect
    商品点数1,000点以下:かして!どっとこむ・clas

     

  • 商品選定のサポート

    レンタルだからと安易に商品を決めてしまうと、入れた後でサイズやカラー、デザイン、仕様が合わずに、快適に過ごせずすぐに入れ替えになって無駄な時間とコストを使ってしまう事にもなりかねません。実際に部屋に入れてみる前に、失敗しないように計画することは、レンタルであっても重要です。
    商品選定のサポートがあるサービスを利用すれば、プロのコーディネーターがあなたにぴったりの商品を提案してくれます。理想的なインテリアのテイストや、部屋に合ったレイアウトを実現することができ、生活の質を向上させることができますよ。

    無料コーディネートサービスあり:STYLICS
    有料コーディネートサービスあり:subsclife(予算100万円以上のみ)
    コーディネートサービスなし:かして!どっとこむ・clas・flect

     

  • レンタル料の総額

    家具のレンタルサービスにおいては、月々のレンタル料だけではなく基本契約期間のトータルでいくらかかるかを比較するようにしましょう。
    サービスによっては、購入したほうが安い場合もあるので注意が必要です。

    (例)新品家具を2年レンタルした場合の、商品金額に対する総支払額の割合
    STYLICS:約78%
    subsclife:約98%
    flect:約110%

     

  • 買取の場合の金額

    家具レンタルでは多くの場合、気に入った家具を途中で買い取ることができます。しかし、レンタルしてから買い取った場合、その商品を新品で購入する場合の定価よりも、総支払額が多くなる場合があります。
    一般に、中古家具だと新品価格の20~30%程度で売られていることが多い中、中古も含めたレンタルサービスの場合、中古品を買い取る価格として新品価格の80%近く、ものによっては120%近くになるので、買取を考えている場合は注意しましょう。

    買取にかかる支払総額(累積レンタル料含む)の新品定価に対する割合
    100%(商品は新品):STYLICS・subsclife
    110%(商品は新品):flect
    約76~120%(商品は中古):clas
    買い取る時期などによっては上記と異なる場合があるため、各社ページにてご確認ください。

     

  •  
    様々な比較をしていった結果、新品希望で全国対応、そして商品点数の多さと無料のコーディネートサポートを重視するならスタイリクス。中古家具でも問題なく、買取予定なし、そして3か月未満の短期レンタルならクラスが良い選択になりそうです。

     

    格安レンタル家具の一例

    ソファーやベッド、テーブルは部屋の中の印象を左右する重要なアイテム。レンタルを利用すれば、格安の月額料金でおしゃれなソファーやベッド、テーブルを手に入れることができます。

    単身にもおすすめのソファ

    ソファはレンタル家具の中で非常に人気があります。単身者にぴったりの1人掛けソファ、2人掛けソファから、ファミリーにぴったりの3人掛けソファ、カウチソファまで豊富な選択肢があります。
    ソファレンタルを見る

    低価格でレンタルできるベッド

    日々の疲れを癒してくれるマットレスなどの寝具はこだわって選びたいところ。特に新品レンタルだと清潔に安心して利用できますね。
    ベッドレンタルを見る

    おしゃれで格安なテーブル

    テーブルは、部屋の雰囲気を左右する重要な家具ですが、格安でレンタルできるサービスも多く、デザイン性に優れたアイテムも選べます。
    テーブルレンタルを見る

    冷蔵庫やエアコンなどの家電

    冷蔵庫やエアコンなどの大型家電もレンタルできるサービスもあるため、特に一人暮らしや単身赴任の引越しで、初めて家電を揃える必要がある場合に非常に便利です。
    各種費用の0円キャンペーンや格安料金で提供されることもあるため、コストを抑えつつ生活を整えることができます。

     

    家具家電のレンタル利用の流れ

    • ①商品と期間を選ぶ

      利用者はまず、レンタルしたい家具家電の商品と利用期間を選びます。レンタル会社ごとに、1日から半年、1年、2年、長期間など、さまざまなレンタル期間があるため、自分にあったものを選びましょう。

    • ②注文・受け取り

      商品を選んだら、対面や電話、オンラインで注文し、指定した日に配送されます。レンタル会社や商品によってはお届けまでの日にちがかかる場合もあるため、事前に確認が必要です。
       

    • ③返却・買取・継続を選ぶ

      基本利用期間が終了したら、返却手続きを行います。多くのサービスで返却が簡単にできるため、煩雑な手続きは不要です。気に入れば買い取ることのできるレンタル会社もあります。また、家具を所有したくない場合は、継続という選択をとれる会社も。申し込み時にしっかりと確認しておきましょう。
       

    おすすめの家具レンタルセット

    全ての家具や家電を購入するのはコスト面で負担が大きいですよね。お部屋に必要な家具を一度にレンタルできるサービスなら、手間や負担を抑えて簡単におしゃれなお部屋を実現できます。返却時も手続きが簡単なため、手軽に利用することができますよ。
     

     


     

    長期利用でお得になるレンタルサービス

    レンタルサービスを利用する際には、短期利用が良いのか、長期利用が適しているのかをしっかり見極めることが大切です。例えば、1年未満での引越しが多い場合や一時的な利用を考えている場合は、短期レンタルが便利ですが、逆にレンタルを利用する期間が決まっていない場合は、結果的に長期になることが多いので、長期利用の方がメリットが多くなります。

    • 月払い1,000円からのレンタル料

      家具の入替は引越しに合わせてするのがベストです。間取や床色が変わることで合わない家具が出てきたり、違うスタイルを試して見たくなったり。賃貸の契約は2年ごとで、このタイミングでお引越しになることが多いため、2年を基準に考えるのが良いでしょう。しかも、多くの家具家電レンタルサービスでは、1ヶ月や半年などの短期間よりも、2年間、3年間などの長期利用のほうが月額レンタル料を抑えることができます。
      例えば、月々1,000円からの格安レンタル料でスタートできるサービスもあり、コストパフォーマンスを重視する方には最適です。レンタルを活用した暮らしをしたい場合は、こうしたプランを選ぶことで、経済的な負担を大きく抑えることが可能になります。
       

    • 長期利用のメリット

      長期利用のメリットとしては、まず家具や家電の使い勝手をしっかり確認できる点が挙げられます。長期間使うことで、実際の生活の中で自分に合った配置や使い方がわかり、より快適な暮らしを作り出すことができます。また、お部屋のインテリアに飽きてくる3年ほど経ったタイミングで、模様替えを楽しんでいる方もいらっしゃいます。
       

    家具家電レンタルは、一人暮らしからファミリー、さらには高齢者施設や短期滞在者まで幅広いニーズに対応する便利なサービスです。月払いで費用を抑え、不要になれば返却が簡単にできる点で、購入よりも多くのメリットがあります。また、おしゃれで機能的なアイテムが揃っているため、部屋のインテリアにもこだわりたい人にもぴったりです。

    スタイリクスのレンタルサービスは、長く使える新品の上質な家具をレンタルしたい方におすすめ。コーディネーターと一緒に、理想の住まいを叶えられます。