チェスト/ワードローブの選び方

チェスト(引出し収納)は、衣服だけでなく多用途に使える収納家具です。一方で、ワードローブは主に衣類をハンガーにかけて収納するための家具であり、これらは異なる特徴を持っています。

チェストは、マンションなどでクローゼットの容量が不足している場合や、衣類以外の小物や日用品を整理整頓したい場合に活用されることが多いです。そのため、衣類収納に限定されず、リビングや子ども部屋、廊下など、家のさまざまな場所で使える汎用性の高い家具です。

一方、ワードローブは高さがあり、主に衣服収納を目的としていますが、クローゼットと同様に配置スペースが必要になるため、選ぶ際には慎重な検討が必要です。

チェストの選び方

チェストを選ぶ際には、部屋の広さや用途に応じたサイズと奥行きを確認しましょう。高さが低めのもの(ローチェスト)は圧迫感が少なく、コンパクトなお部屋でも使いやすいです。一方、縦に高さのあるチェスト(ハイチェスト)は収納力が高く、省スペースで多くの物を収納したい場合に向いています。

引出しのスライドレールが付いているかどうかも重要なポイントです。スライドレール付きのチェストは引出しの開閉がスムーズで、耐久性も高いものが多いです。特に毎日使うアイテムを収納する場合には、耐久性の高い素材や構造を選ぶと良いでしょう。

価格やデザインも選ぶ際の重要な要素です。予算に応じて、収納物や用途に合ったものを選びましょう。また、部屋のインテリアと調和する素材や色を選ぶことで、おしゃれで統一感のある空間が作れます。

ワードローブの選び方

ワードローブは、設置場所や用途に応じて選ぶことが大切です。主に衣類を収納するための家具ですが、ハンガーラック型や扉付き、カバー付きなど、さまざまなタイプがあります。

耐荷重は特に重要なポイントです。重たい衣類を多く収納する場合には、しっかりとした構造のものを選ぶ必要があります。扉付きのワードローブは中身を隠して部屋をスッキリと見せる効果があり、カバー付きのタイプは軽量で移動しやすく、埃を防ぐ機能を持っています。

キャスター付きのワードローブは移動が簡単で、掃除や模様替えをスムーズに行えます。但し、組み立てが必要なタイプも多いため、説明書のわかりやすさや手軽さを確認するのも重要です。

ワードローブを選ぶ際には、ファミリーでクローゼットが小さい場合は収納力を補完できる大型タイプ、一人暮らしにはコンパクトなハンガーラック型など、ライフスタイルに合わせたものを検討しましょう。

配置の工夫

チェストやワードローブを配置する際には、部屋を広く感じさせる工夫を取り入れましょう。入口から遠い位置にワードローブを配置し、その手前に低めのチェストを置くことで、遠近効果が生まれます。さらに、部屋の角やデッドスペースを活用することで、効率的に空間を使えます。

素材とデザイン

チェストやワードローブの素材やデザインは、部屋のコンセプトや用途に応じて選びましょう。木製の家具は温かみがありナチュラルな印象を与え、金属やプラスチック製の家具はモダンで軽快な印象を与えます。

価格や耐久性を比較しながら、自分の生活スタイルに合ったものを選ぶことで、収納家具がより快適に役立ちます。

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