ワインをおいしく飲むために(3)
西麻布のビストロ「ビストロアンバロン」オーナー、両角さんにお伺いしている、ワインを美味しく飲む方法。
連載3回目を迎える今回は、ワインを飲む前から楽しめるワイングッズを教えていただきたいと思います!
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第1話「意外?! ワインをおいしく飲むのに大切なコト」
第2話「こんな意味があった!グラスの形」
第4話「両角さんが大切にしている事」
ワイン周りのグッズはたくさん販売されていて、幅広いアイテムバリエーションの中からどれを選んだらよいのか、初心者には悩むポイントですね。
上級者でなくとも楽しむことができる、お勧めのグッズを教えて頂きました!
並べてみると、どれもワインを飲む前に使うもの。
ワインを口に運ぶまでの準備のところに、ワインの楽しみをアップするポイントがあるようです。
ソムリエナイフ
まずは、ワインを開けるのに欠かせないソムリエナイフ。
プロがレストランで使っている道具だけに、使い方にコツがいるので慣れるまでに多少時間がかかるかもしれませんが、慣れれは使いやすいですし、何よりかっこいいですからね。
両角さんがお勧めするのは、木目が美しいこちらのソムリエナイフ。
持ち手はオリーブの木を伐り出したもの。使い込むほど味が出る素材です。
1本ずつ木目の個性が出て、その美しさも魅力的なのだとか。
使う程手に馴染み、色もだんだん変化していくそうですよ。
両角さんご愛用の品は、使い込んで全く違う色になって良い味が出ていらっしゃいました。
自分だけの一点物になっていく感じ、たまりませんね。
皆様、ソムリエナイフの使い方はご存じですか?
ナイフを内蔵したオープナーを上手に使うのは、難しそうな気がします。
両角さんに、実際にボトルを開けていただきました!
まずは、ナイフでキャップ部分の包装をカット。
ナイフでカットしている間ボトルは動かさず、ナイフを半円分動かして、ワンストロークで半円分をカットします。
ボトルを半円分回して、同じように残りの半分をカット!
素早い手首の動きが、とてもスムーズ!
キャップを外したら、スクリューを回しながらコルクに差し込んでいきます。
オープナーの根本まで差し込めたら、あとはコルクを抜くだけ。
綺麗にコルクが抜けるまで、あっという間でしたよ!
グラス磨き
透明なワイングラス、水滴の痕が付いてしまったら勿体ないですよね。
ご家庭で洗ったグラスを美しく保つには、ケアが必要なのだそうです。
確かに、お店で出てくるワイングラスは透明でピカピカ!
両角さんが教えてくださったのは、まず、お湯で洗うこと。
熱いお湯ですと、脂の落ちが良いのに加えて、水切れが良くなります。
そして、仕上げがワイングラス専用のグラス磨き。
このグラス磨きを使った時のグラスの透明感は、布巾や自然乾燥では真似できないとのこと。
乾杯のワインをいただくには、グラスもきちんと整えておきたいですね。
グラスが光っているだけで、食卓のワインも美味しく見えそうです。
パニエ
食卓にワインを並べる時にあると便利なのが、パニエ。
一見ワイン専用のカゴのように見えますが、ワインをおいしく頂くための工夫が詰されているのだそうですよ。
ワインを斜めにした状態でボトルを置いておくことができ、ワインを寝かせている間に瓶底に溜まった澱(オリ)を、底に沈めたままグラスにワインを注げるようにデザインされているのです。
器に入っていると、ワインボトルも本格的に見えてきますね。
食卓で、ビストロのような雰囲気を楽しめそうです。
ワイングッズ、いろいろなものがあるのですね。
自宅の食卓でもビストロの雰囲気を楽しめそうです。
次回は、今までワインについて色々教えてくださったビストロアンバロンの両角さんご自身について、ワインやお料理にかける想いをお伺いしたいと思います。
次回も、是非お楽しみに!