暮らしに花を!インテリアと花を楽しむPoint(2)
花でインテリアをもっと素敵に!
前回からお送りしている連載
「暮らしに花を!インテリアと花を楽しむポイント」
インテリアのテイスト別に、スタイリクスがおすすめの花をご提案。
さて、2回目の今回は、アジアン、カントリー編と、実際に花を購入する際のポイントをお届けします!
アジアン
異国情緒あふれる「アジアン」
バンブーや麻など、自然素材を使った家具や間接照明を取り入れ、アジアンリゾートを彷彿とさせるテイスト。
アジアン独特のファブリックや小物使いで、非日常の空間を演出します。
アジアの風を感じるお部屋には、こんなお花、いかがでしょう。
◆カラー◆
モデルルームでよく見かける、白のカラーはスタイリッシュな印象ですが、赤やオレンジのカラーを、存在感のあるグリーンと組み合わせれば、一気にアジアンテイストに。
【花言葉】: | 壮大な美(黄)、愛情(白) |
【豆知識】: | 花に見えるろうと状の部分は、苞(ほう)と呼ばれる葉が変化したもの。花は肉穂(にくすい)といわれる内側の棒状の部分なんです。色は緑や茶色、黒など、他の花にはない色も。 |
【花もち】: | ☆☆☆ |
◆アマリリス◆
高さとボリューム感があるので、お部屋のポイントに◎
ユニークなグリーンや古木との組み合わせで異国情緒を演出できますよ。
【花言葉】: | 誇り |
【豆知識】: | すっと伸びた太い茎のてっぺんに咲く大きな花は、インパクト大。つぼみから咲くまでの時間が長く、つぼみで入手すれば長期間たのしむことができます。 |
【花もち】: | ☆☆☆☆☆ |
◆ダリア◆
アジアンの中でも神秘的な雰囲気を出したいならダリア。
こんなアレンジをいくつかお部屋にぶら下げれば、より非日常感がアップしますよ。
【花言葉】: | 栄華(黄)、華麗(赤) |
【豆知識】: | 品種が非常におおく、その数は3万種を超えるとも。それだけ多種多様なダリアには愛好家が多く、他の花を使わなくても、華やかなアレンジができますよ。 |
【花もち】: | ☆☆☆ |
カントリー
どこか昔懐かしい感じの「カントリー」
欧米ののどかな田舎暮らしをお手本にしたスタイルで、木材の質感を生かした家具や、手作り風のあたたかみある雰囲気が特徴。カントリーのなかでも、フレンチ、イングリッシュ、アメリカンと大きく3つのテイストに分かれ、表情も大きく異なります。
素朴なぬくもりを感じるカントリーテイストのお部屋には、こんなお花、いかがでしょう。
◆デルフィニウム◆
欧米の花壇には欠くことができない花として愛されているデルフィニュウム。
落ち着いた色味や、ドライフラワーにして飾れば、カントリーテイストの完成度を上げてくれますよ。
【花言葉】: | 高貴、清明 |
【豆知識】: | つぼみの形がイルカに似ていることから、ギリシア語でイルカを意味する言葉が語源。1年中出回っているので、「ラインフラワー」としても重宝しますね。 |
【花もち】: | ☆☆ |
◆マリーゴールド◆
ポピュラーで親しみやすいマリーゴールド。
黄色やオレンジは木素材となじみがよく、ビビッドなカラーはお部屋のアクセントになってくれますよ。
【花言葉】: | 真心(オレンジ)、可憐な愛情(黄) |
【豆知識】: | マリーゴールドは「聖母マリアの黄金」の意。出回るのは4月頃~ともうちょっと先。実はバリエーション豊富で、栽培も容易なので、春にタネをまけば、夏~秋まで花を楽しむことができますよ。 |
【花もち】: | ☆☆ |
花を買ってみよう
◆よい花を購入するポイント◆
つぼみ or 満開? つぼみなら咲いていく様子を長く楽しむことができます。一方、咲いているものはすぐに渡す贈りもの向き。 |
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花びらに汚れはないか? 花びらに傷や汚れがあると美しさも半減。 |
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ガク・葉がきれいか? 花だけでなく、ガクや葉もよい花を見極めるポイント。 |
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茎がしっかりしているか? 一般的に同じ品種の花なら、茎が丈夫で太いほうが、花もちがよく、大きな花が咲きますよ。 |
◆水あげをすべし!◆
切り花は一定の間、水が無い状態でいるとしおれてしまいます。
そんな状態のお花に、水を行きわたらせてあげること、これを「水あげ」といいます。
花がぐったりしているようなら、飾る前に水あげをして、元気を取り戻してあげましょう。
- 水あげの種類
水あげにはいくつかの方法があります。
花によって適切な方法が異なるので、分からない場合はお花屋さんに確認しましょう。
また、水あげの前に、生ける際に不要となる茎の下の方の葉は、先に取ってしまってくださいね。
○水切り
もっともベーシックな水あげの方法。
茎の根本を水に入れた状態で、先端から2~3cmのところをハサミでカットします。
水中で切るのは、茎の中に空気が入るのを防ぎ、水圧で水あげの効果を高めるため。
切り口の断面積が広くなるように、茎を斜めにカットするのがポイント。
今回ご紹介した花も全て水切りでОKです。
○折り
キク科の植物など、茎に繊維が多く含まれている場合の方法。
水切りと似ていますが、ハサミを使わず、手でポキッと折ります。
繊維がバッサリ切られることがなく、吸水面を広くすることができます。
○割り
桜や梅などの、枝ものがおもな対象。
枝の切り口を十字に割ることで、吸水面を広げます。
切り込みの深さは2~5cm程度が目安。
しっかりと縦に裂けるようにして、割ったあとはすぐに水につけるのがポイント。
○湯あげ
水が上がりにくい場合の方法。
茎の先端から2~3cmのところを斜めにカットし、すぐに先端付近を60℃以上のお湯につけます。
つける時間の目安は15~20秒(茎の太いものは3~4分)で、そのあとすぐに常温の水につけます。
花や葉は新聞紙などで包んで、湯気が当たらないよう気を付けましょう。
いかがでしたか?
「花を買っても、すぐ枯れてしまう…」と悲しい経験をお持ちの方も、ポイントを押えておけば、美しい花をより長く楽しむことができますよ。
次号の最終回では、シックモダン、和モダン編と、いよいよお部屋に花を飾る際のポイントをご紹介します。
次回もお楽しみに♪
【出典】花屋さんの花 楽しむ図鑑
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INDEX
第1話「シャビーシック・エレガンス編/花を選んでみよう!」
第2話「アジアン・カントリー編/花を買ってみよう!」
最終話「シックモダン・和モダン編/花を飾ってみよう!」