暮らしに花を!インテリアと花を楽しむPoint(1)
花がある暮らしのススメ
花を見ると、心が和んだり、つい笑顔になったり
きれいな花が視界にあるだけで、不思議と活力が湧いてきますよね。
もちろんインテリアとしても、お部屋の雰囲気づくりに欠かせない花々。
以前ご紹介したコーディネート実例でも、花があるだけで大違い!
スタイリングをしてみて、しみじみと花の存在の大きさに気付いたスタッフ。
そこで、今回から3回にわたって、インテリアのテイスト別に、この季節に楽しめる花や、花を飾る際に知っておきたいあれこれをお届けします。
まずは、インテリアのテイスト別におすすめの花をご紹介!
シャビーシック
使い古されたなかにある品や優雅さが特徴の「シャビーシック」
上品で味わいのあるアンティーク家具が特徴。ガーリーな面と大人っぽい面をあわせ持ち、多くの女性に支持されている最近のトレンドともいえるテイスト。
白を基調としたシャビーシックなお部屋には、こんなお花、いかがでしょう。
◆ミモザ◆
ふわふわの花がかわいらしいミモザ。
白い花や、花器にもリボンを巻いたりして白を取りいれると、よりシャビーシックなお部屋になじみますよ。
【花言葉】: | 豊かな感受性 |
【豆知識】: | 3月8日は「ミモザの日」。イタリアではこの日、男性が日ごろの感謝を込めて女性にミモザを贈ります。そのためこの日は街中にミモザの花が溢れるそう。 |
【花もち】: | ☆☆(切り花のつぼみは咲きにくいので、開花しているものを選ぶのがオススメ!) |
◆アネモネ◆
もし花を飾る場所がない時には、リースがおすすめ。
濃い色のアネモネは、白い家具に映えるので、インテリアとしてもお部屋のアクセントになりますよ。
【花言葉】: | 君を愛す |
【豆知識】: | 花びらのように見えるのは、実はガク。八重や大輪などさまざまなタイプとブルーやピンクなどいろんな色をを選べますよ。 |
【花もち】: | ☆☆☆ |
◆ラナンキュラス◆
薄い花びらが幾重にも重なった花の姿は、主役になれる存在感。
こんなふうに上からぶら下げて飾れば、もはやインテリアの一部ですね。
【花言葉】: | 晴れやかな魅力 |
【豆知識】: | 赤やオレンジ、緑など花色が豊富で、白とピンクのミックスなどの複色系や花びらがカールしているものなど、バリエーションも充実。 |
【花もち】: | ☆☆☆ |
エレガンス
上品さと優雅さを兼ねそなえた「エレガンス」
他のテイストより、一層「優雅」さが際立つテイスト。上質かつ女性らしさを感じさせるデザインの家具を取り入れ、全体的に明るくやわらかい色を多く使っているのが特徴。
優雅なエレガンステイストのお部屋には、こんなお花、いかがでしょう。
◆シャクヤク◆
「立てば芍薬・・・」と言われるように、気品あふれるその姿はエレガンステイストにぴったり。
あえてビビッドな色を取り入れれば、お部屋のアクセントとして華をそえてくれます。
【花言葉】: | はじらい |
【豆知識】: | 出回る時期は4月頃~ともうちょっと先。見た目がよく似た「牡丹」は木に属しますが、シャクヤクは草に属します。 |
【花もち】: | ☆☆☆ |
◆パンジー◆
庶民的で馴染みのあるパンジー。
エレガンスには意外かもしれませんが、気取らない雰囲気にしたい時や、カジュアルダウンしたい時におすすめですよ。
【花言葉】: | 純愛 |
【豆知識】: | 紫や黄色が定番ですが、ピンクやオレンジもあるんです。庭植えが主流なので、庭で育てたものをお部屋に飾る、なんていうのも素敵ですね。 |
【花もち】: | ☆☆ |
花を選んでみよう
いざお花屋さんに行ってみると、どの花もきれいでつい目移りしがち。
どれを選んでいいのか迷ったら、次のポイントをチェックしながら選んでみましょう。
◆花の種類の決め方◆
-
目的に合っていますか?
飾りたい場所の雰囲気に合っているか、それを生ける花器があるか、ちょっと考えてみましょう。
香りの強い花は、飾る場所を選んだ方が良い場合もありますね。 -
花もちはそろっていますか?
咲き終わったものから抜いていくことになるので、できるだけ花もちが揃うように組み合わせを考えましょう。
そうすれば、後で全体のバランスが悪くなるのを防げますよ。 -
相性の良い組み合わせですか?
「センス無いから。。」と思ってる方でも大丈夫!
花は一般的に次のように分類されます。
それを意識して、各カテゴリーから少なくても1種類ずつ入れると、バランスよくまとまるんです。意識するだけで全然ちがいますよ♪
- 切り花の分類
○ラインフラワー
アレンジの高さや横幅を決める役割を担い、アウトラインとなる花。
丈が長く、茎がしっかりしているものが適しています。
【例】デルフィニウム、リンドウ、キンギョソウ
○フォームフラワー
花の形がユニークで存在感があり、アレンジの主役になる花。
特に花びらが1枚でも欠けると美しさが損なわれる可能性があるものを指します。
【例】アンスリウム、アマリリス、カラー
○マスフラワー
一輪咲きのバラやキクのように、たくさんの花びらが集まって、全体としては丸い形となる花。フォームフラワー同様、アレンジの主役になります。
【例】バラ、キク、ダリア、ガーベラ
○フィラフラワー
花と花の間のスペースを埋める役割を担う花。
主として枝が細かく分かれ、小さな花をつけるものが使われます。
【例】カスミソウ、スターチス、ソリダコ
◆花の色味の決め方◆
色も印象を決める重要な要素!
同じ種類の花でも、いろんな色があるので迷ってしまいますが、上手にまとめるためには、次の組み合わせパターンを意識するといいですよ。
- 色の組み合わせパターン
○同系色
濃い黄色と薄い黄色というように、同じ色合いで濃淡が異なるものを組み合わせます。
もっとも取り組みやすく、初心者にもおすすめです。
○類似色
赤とピンクというように、似ている色味を組み合わせます。
統一感が出て上手くまとまるので、失敗が少ないといえます。
個性を出したい場合は、質感の違う花を組み合わせてみましょう。
○反対色
黄色と青紫というように対極にある色の組み合わせです。
インパクトの強い作品に仕上がりますが、バランスを考えないと不自然なイメージになってしまいます。
いかがでしたか?
「花を選ぶのって難しそう。。」というイメージも、ちょっとしたコツをつかめば、センスの良いアレンジをご自身で楽しむことができますよ。
次回はアジアン、カントリー編と、実際に花を購入する際のポイントをご紹介します。
ぜひ暮らしに花を取りいれてみませんか?
【出典】花屋さんの花 楽しむ図鑑
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INDEX
第1話「シャビーシック・エレガンス編/花を選んでみよう!」
第2話「アジアン・カントリー編/花を選んでみよう!」
最終話「シックモダン・和モダン編/花を飾ってみよう!」