家具の素材を知って賢く家具選び3
インテリアコーディネート専門ショップSTYLICSが、インテリア情報をお届けしています。
シリーズでお届けしている「家具の素材」
今日のテーマは、「樺」です。
★家具の素材~最も種類が多い木の家具
◎樺の木の家具
~上品な風合いと色味を持つ日本古来の「樺」
北海道を中心に本州中頃くらいまでに自生する落葉樹です。
高さが30mくらいにまでなる大きな木ですから、これらが自生している林に入り込むと、その山と地域の長い歴史を感じる事でしょう。
材質は硬く重い為、建材に使われてきました。
加工はそれほど困難ではなく、削った際の肌目が細かく接着性が良いので、家具材にも使われます。
樺の特徴は、やはりそのピンク色をした色合いときめの細かい木肌の質。
年輪がはっきりでない事も手伝って、まるで人の美しい肌のような、上品な風合いを醸し出しています。
しかし、自生林の為、近年は数が減っており、特に赤みが濃いタイプのものは希少になってきています。
この色味の為に、樺は「サクラ」とも呼ばれており、白樺の事を「樺桜」と呼ぶこともあります。
樺が桜・・・ちょっと紛らわしいですね(^^;)
でも、どちらも日本人好みの木のようです。
次回 「家具の素材を知って賢く家具選び4」では
「ブナ(ビーチ)の木」についてお話します。
お楽しみに♪