バランスが心地良い、フォトジェニックな空間
インテリアコーディネート専門ショップSTYLICSが、インテリア情報をお届けしています。
デザイナーズチェアにシックなキャンバスアート。
どこを取ってもフォトジェニックなこの空間、いろんな物が混在していますが全体のバランスが良く、居心地の良い空間に仕上がっていると思いませんか。
今回はそのポイントを探ってみましょう。
色のバランス
空間の主役にもなっている中央のBKF Chair(通称バタフライチェア)。ブルーのクッションを入れることでさらにスタイリッシュさが増している印象ですが、実はオレンジ系とブルー系は補色関係と言われ、相性の悪い色とされているんです。それにも関わらず、この空間では調和が取れていると思いませんか。
その理由は、少し汚れたようなダスティカラーを使うことで、2色の個性を和らげていること。こんな風に柔らかいトーンで合わせたり、間に白を挟めば、補色でも繋がりが良くなるんですよ。
低さと高さの相乗効果
奥のTVボードと木製ベンチ。背の低いエレメントを選ぶことで、圧迫感のない空間が完成しています。対してその周辺を彩るフロアライトやドライブーケには、高さのあるものをチョイス。ここでは上部への広がりを見せ、空間に余裕があることを強調しています。
すべての高さを統一するのも素敵ですが、低いものと高いものをバランス良く使うことで空間にアクセントが出ることも。より高さと低さが強調されて、相乗効果も期待できるんですよ。
クールなアイテムにソフトな印象をプラス
クールな雰囲気が魅力のキャンバスアートですが、少し柔らかさをプラスしたい場合には被写体にこだわるのがポイント。
写真のように曲線の多いもの、そしてソフトな質感が伝わるものを選ぶと、冷たい印象を与えません。空間全体にも柔らかさをプラスしたい場合には、自然素材を入れるがおすすめ。ラグやファーでファブリックを入れたり、ケージで竹のような素材感をプラスしたり。ドライブーケもアーチ状のものを選べばより柔らかい印象になりますよね。
武骨なベンチの前には手作り感のあるロークッションを置いて温かさをプラスする等、そのバランスもポイントです。
バランスが心地良いスタイリッシュな空間で、くつろぎの時間を楽しまれて下さい。