インダストリアルとナチュラルのミックス
インテリアコーディネート専門ショップSTYLICSが、インテリア情報をお届けしています。
アイアンの梁にコンクリート打ちっぱなしの床、倉庫のようなインダストリアルスタイルのこの空間。
冷たい印象になりがちですが、そこに背が低いナチュラルテイストの家具を合わせることで、温かみのあるインテリアに仕上がっていると思いませんか。
一見、違和感を生みそうなこの異テイストミックス。調和させるテクニックを探ってみましょう。
持ち場を分ける
一見、家具はすべてナチュラルテイストで統一されているこの空間ですが、実は構造体に近い部分にはインダストリアルが採用されています。
例えば壁に近いシェルフや天井から下がるライティング、アイアンで無機質な雰囲気ですよね。対してナチュラル家具は、中央のソファー周りにギュッと集められています。
異なるスタイルが混在すると場合によっては散らかった印象になってしまいますが、意図的にエリアを分けると共存しやすくなりますよね。
暖色(赤系の色)をプラス
ナチュラル家具でリラックス空間を作ったら、暖色を取り入れるとさらに温かみのある空間になります。写真のように赤系のクッションやラグは温かい印象を与えてくれますし、フランネルやフェルトなどのファブリック素材を使えば、見た目にも機能的にも温かい空間になりますよ。
フォルムにこだわる
曲線を使ったローチェアには、座り心地の良さはもちろん、柔らかく落ち着いた印象を与えてくれる効果があります。丸みのあるライティングや、円をモチーフにしたアートにも同様の効果が。テイストの異なるアイテムにこうして共通点を持たせると、全体のまとまりも良くなりますよね。
少しの工夫とともに、テイストミックスを楽しまれて下さい。