クールな空間に温もりを出す方法
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天井まである開放的な窓にコンクリート打ちっぱなしの壁、モダンでスタイリッシュな空間は魅力的ですよね。
ですが冬季、とくに寒冷地では冷たい印象を助長させがち。そんなときには、空間の雰囲気を保ちながら、こんな風に温もりをプラスしてみるのはいかがでしょうか。
窓枠には自然素材を
一面に大きく取られた窓。ガラスが主役のこの空間ですが、実はその印象は窓枠で左右されやすいんです。
金属製のサッシなら無機質でクールな空間に、木製など自然素材を入れると温かみのある空間になります。木製の窓枠を入れるときには、薄めの色より少し濃い木を選ぶと重く温かい印象に。屋外の木と近い種類を選ぶのも素敵ですよね。
窓枠を変えられない場合は、写真の窓際におかれたバスケットのような自然素材を使用した雑貨を取り入れると温もりがでますよ。
重心を低く、重さのある色をチョイス
通常ブルーに近い色は寒色と呼ばれ、温かさを入れたい場合は避けられることが多いのですが、お好きな方はどんな空間にも取り入れたいものですよね。そんなときには暗めのブルーを選ぶのがポイント。明るいブルーは爽やかで軽く、涼しげな雰囲気になりますが、暗めのブルーなら重厚感を与えてくれます。
家具の重心を低くして床との隙間を詰めるのも効果的。そこにラグを敷けば機能的にも視覚的にも温かさが得られます。ソファーやラグは素材感のあるものを。丸みのあるフォルムを選んだり、グラデーションで立体感を出すのがポイントです。
コンクリートの壁に抜け感を
クールな印象のコンクリート打ちっぱなしの壁。少しの『抜け感』を入れてあげるのはいかがでしょうか。
例えば写真のようにアートを飾る。住む人の気配が感じられて血が通った空間になりませんか。可能であれば窓を設けるのも効果的。無機質な空間から有機的な景色が顔を出すと、自然の温かさを感じられます。円形の窓ならさらに優しい印象にしてくれますよ。
スタイリッシュでクールな空間、居心地の良い温かさもプラスされたら素敵ですよね。