リビングは、家の中で最も多くの時間を過ごす場所の一つです。そこは日々の疲れを癒やし、家族や友人との大切なひとときを共有する場所。だからこそ、リビングのインテリアコーディネートにはこだわりたいですよね。
この記事では、スタイリクスのリビングコーディネートの実例や、リビングをおしゃれにコーディネートする方法についてご紹介します。
家具レイアウトやカラーコーディネート等
失敗しない家具選びをお手伝いします。
目次
実例で見るリビングコーディネート
自分好みのインテリアを作る上で、コーディネート実例を参考にすることは欠かせません。ここでは、スタイリクスのプロのインテリアコーディネーターがセレクトした、さまざまなスタイルのリビングコーディネート実例をご紹介します。
ここでご紹介する事例以外にも、ページ下部にリビングのご相談事例を多数掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
モノトーンモダンのリビング
モノトーンで統一したモダンなインテリア。ソファとセンターテーブルの脚はブラックスチールで揃えることでお部屋全体がまとまって見えます。ソファの背もたれは低めのものを選び、テーブルの天板はガラス素材を選ぶことで、空間に広がりが生まれます。ラグは毛足を長いものにすると高級感をより感じることができますよ。モノトーンだけだと冷たい雰囲気になってしまうため、グリーンを取り入れることであたたかみを加えるのがおすすめです。⇒この事例を詳しく見る
クラシックモダンのリビング
海外のホテルのようなクラシックスタイルのモダンインテリア。入れ子式になっているネストテーブルの脚は濃いブラウン色の木材でできており、温かみがありつつモダンな雰囲気です。ソファは肌触りのいいピンク寄りのグレージュを選ぶことで、上品で洗練された印象になります。ホテルのようなおしゃれな雰囲気にするには、小物選びも重症なポイント。無造作にかけたブランケットや、異なった色・柄のクッションでコーディネートしてみましょう。リビングの床はすっきりと片づけて空間を埋めすぎないことも、ホテルライクにするポイントです。⇒この事例を詳しく見る
ナチュラルなリビングダイニング
明るくくつろげる雰囲気のナチュラルスタイル。家具は明るい木材のもので統一し、ソファやダイニングチェアの座面は明るい色の布地を選ぶのがポイントです。リビングテーブルは丸形のものを選ぶことで周りに人が座りやすく、来客の際も複数人がくつろぐことができます。リラックスできる空間にするためには、観葉植物をいくつか置くのも大事なポイント。また、写真のように自分好みのクッションを置いたり、壁にアートを飾ることで、さらに個性を加えることができますよ。⇒この事例を詳しく見る
ナチュラルシックなリビング
落ち着いた雰囲気のナチュラルシックインテリア。テーブルなどの木製家具は濃い目のブラウンを選び、ソファなどの張地は肌触りのいい布素材のものを選びましょう。写真のように、ブルーやイエローのスツールを取り入れることで、遊び心を加えることができ、唯一無二の空間が出来上がります。ソファを窓際のコーナーに配置することで、日当たりのいいソファに座って景色を楽しむことができ、空間も広く使え、掃除もしやすくなります。眺望の良さを活かすために、ソファの背もたれは低めのものをセレクトしました。⇒この事例を詳しく見る
シンプル・ミニマリズムなリビング
生活感のないすっきりとしたホテルのようなシンプルインテリア。無駄のないお部屋をつくるときに悩むのが、生活感のある日用品などをどのように収納するかです。そんなときは、壁面収納を活用しましょう。写真のように天井までぴったり合わせた壁面収納なら、視覚的にすっきりと感じられ、収納力も豊富。過ごす時間の長いリビングにこのような収納があれば、必要なものをすぐに取り出すことができて便利です。家具は明るい色味のシンプルなデザインのものを選ぶことで、よりミニマルな雰囲気が高まります。⇒この事例を詳しく見る
ブルックリンスタイルのリビング
個性の光るかっこいいお部屋にしたいときは、ヴィンテージライクなブルックリンスタイルがおすすめです。まずはレンガ調の壁紙を貼り、窓にはウッド調のブラインドを取り付けてみましょう。これだけで、お部屋の雰囲気がぐっと変わります。家具の色は、ネイビーやブラック、ブラウン、グレーでまとめ、素材はレザー・ファブリック・スチール・粗目の木材などをバランスよく組み合わせることで、ラフなおしゃれ感を演出できます。照明や観葉植物などの小物にもこだわりたいですね。⇒この事例を詳しく見る
リゾート風のリビング
リラックスできるリゾート風リビング。家具の高さは低めのものを選び、カラーはアイボリーやベージュ・ブラウンなどの落ち着いた色で統一。ソファをラタン素材のものにすることで、リゾート感が高まります。ソファは大きめのサイズを選ぶと、よりリゾート感が高まり、複数人でもゆったりくつろげる空間になります。色味を入れたい場合は、クッションなどの小さい面積で取り入れるのがおすすめです。⇒この事例を詳しく見る
リビングのインテリアコーディネートの基本
ここまで様々なリビングの事例をご紹介しましたが、いざリビングの家具などを選ぼうとすると、何が正解なのか悩むこともあるかもしれません。そんな方のために、この章ではリビングコーディネートの基本とコツをご紹介します。
リビングスペースの基本と重要性
リビングは、まさに家の顔とも言える場所。この空間の居心地が良ければ、家全体の雰囲気がぐっと明るくなります。しかし、その居心地の良さを実現するためには、インテリアコーディネートの基本を理解し、イメージを固めてから計画的に進める必要があります。
まず、リビングの空間を考える際には、部屋のサイズや形、自然光の入り方など、その部屋固有の特性をしっかり把握することが重要です。そして、その特性に合わせて、どのような家具を選び、どこに配置するかを考えましょう。例えば、自然光がたっぷりと入る部屋なら、その光を最大限に活かすようなレイアウトを心がけるとよいでしょう。逆に、光があまり入らない部屋なら、明るいカラーの壁紙や照明を上手に使って、部屋全体を明るく見せる工夫が必要です。
おしゃれなリビングコーディネートの原則
おしゃれなリビングを作るためには、ただ流行りの家具を揃えるだけでは不十分。その家具が、その部屋、そしてそこに住む人々の生活スタイルに合っているかが重要です。おしゃれさも大切ですが、それ以上に、生活に溶け込む機能性と快適さを追求しましょう。
カラー選びは、リビングの雰囲気を大きく左右します。落ち着いた色合いを基調にすることで、安らぎのある空間を作り出すことができますが、その中にも、明るい色のクッションや小物でアクセントを加えることで、部屋にリズムと活気をもたらすことができます。また、異なる素材を組み合わせることで、さりげない奥行きと温かみをプラスすることが可能です。木材、金属、ガラスなど、さまざまな素材のアイテムをバランスよく配置することで、リビングが一層引き立ちます。
リビングの家具選びでは、ソファやテーブルが中心となりますが、ここで大切なのはサイズ感。部屋を圧迫しない、適切なサイズの家具を選ぶことで、空間がより開放的に感じられます。さらに、収納家具を上手に取り入れることで、生活感が出過ぎず、スッキリとした印象を保つことができます。
快適なリビング作りは、一朝一夕にできるものではありません。時間をかけて、少しずつ自分たちの理想に近づけていくプロセスを楽しむことも、素敵なインテリアライフの一部です。家族や友人が自然と集まりたくなるような、そんなリビング空間を目指しましょう。
家具と小物の選び方
リビングをより快適で、おしゃれな空間にするために、家具と小物の選び方には特に心を配りたいものです。この章では、リビングを素敵に彩る家具と小物の選び方について、さらに詳しく解説していきます。
まずはソファとダイニングセットを揃えよう
リビングの主役とも言えるソファは、その選び方一つで部屋の印象が大きく変わります。ソファを選ぶ際には、デザインはもちろんのこと、サイズや色、素材にも注目してください。大きすぎると部屋が狭く感じられてしまいますし、小さすぎると家族が一緒にくつろぐには不十分かもしれません。また、ソファの色や素材は、リビングの他の家具や壁紙との相性も考えて選ぶと良いでしょう。
ダイニングセットに関しても、リビングの一部として考え、全体のコーディネートに合うものを選ぶことが大切です。特に、リビングダイニングが一部屋になっているLDKでは、リビングエリアとダイニングエリアの家具に統一感があると、より広くて開放的な印象を与えることができます。ダイニングテーブルとチェアは、ただ食事をする場所ではなく、家族が集まるコミュニケーションの場でもあるため、適切な大きさのものを選びましょう。テーブルを検討する際には、『子供がダイニングで勉強することがあるのか』『みんなで食卓で鍋を囲むことがあるのか』など、ライフスタイルを振り返ることが重要です。
収納家具で機能性と美しさを兼ね備える
リビングは日々の生活の中心であるため、どうしても物が散らかりがちです。そんな時、収納家具が大活躍します。本や雑誌、リモコンや小物類をきれいに収納できれば、リビングはいつでもすっきりとした印象を保つことができます。オープンシェルフならお気に入りの飾り物や本を美しく展示できますし、扉付きのキャビネットなら見た目を気にせずたくさん収納できるので、目的に合わせて使い分けましょう。また、テレビボードやローテーブルの下に収納スペースがあるものを選ぶと、リビングが一層機能的になりますよ。
ナチュラル・北欧スタイルの家具で空間に温もりを
ナチュラルスタイルと北欧スタイルの家具は、そのシンプルさと機能美で、多くの方から愛されています。木材の温もりが感じられるテーブルやチェア、ソファは、リビングに優しい雰囲気をもたらしてくれます。これらの家具は、使うほどに味わいが出てきて、長年にわたって愛用できるのも魅力の一つ。また、北欧スタイルの家具に合わせて、ジオメトリックな柄のクッションや、暖かみのある照明を選ぶと、ナチュラルモダンでありながらも家庭的な空間を作り出すことができます。
家具と小物を選ぶときは、ただおしゃれなだけでなく、その空間で過ごす人々のことを考え、機能性と快適さを追求しましょう。理想のリビングは、一日の疲れを癒やし、心地よい時間を過ごせる場所。細部にまでこだわりを持って、あなたと家族にとって最適なリビング空間を作り上げてください。
リビングとダイニング(LD)のレイアウト
適切な家具の配置は、家の中で過ごす時間の質を高めるための重要なポイントです。このセクションでは、どのようにすれば効果的なリビングダイニングのレイアウトが実現できるのか、解説していきます。
効果的なリビングレイアウトのテクニック
・目的を決める:リビングのレイアウトを計画する前に、空間をどのように使用したいかを考えましょう。リラックスするための場所か、友人を招いてパーティーを開く場所か、またはテレビを見たり、読書をしたりするための場所か。空間の機能を明確にすることで、必要な家具や配置を決めやすくなります。
・動線をしっかり確保する:リビングルーム内での移動がスムーズであることは、生活する上でとても重要です。家具の配置は、部屋の入り口や他の部屋、窓の外へのアクセスを妨げないようにしましょう。また、座る場所からテレビまでの視線が遮られないように配慮することも大切です。
・フォーカルポイントを作る
リビングルームには、視線を引きつける中心的な要素、フォーカルポイントを作りましょう。フォーカルポイントをつくることにより、視覚的に空間に広がりが生まれます。これは、大型の観葉植物やアート作品、ライトスタンドなどのフォーカルポイントを基点にして他の家具を配置すると、統一感のあるレイアウトが実現します。
リビングダイニングスペースの最適な配置
リビングとダイニングが一緒になった空間を上手に使いこなすには、空間の仕切りとして機能するアイテムを上手に利用することが重要です。例えば、ロータイプの収納家具やオープンシェルフをリビングとダイニングの間に置くことで、自然な区切りを作りつつ、収納スペースとしての役割も果たします。これらの家具は部屋をすっきりと見せるだけでなく、ディスプレイスペースとしても活用でき、お部屋のデザインにアクセントを加えることができます。
ラグや照明を使って、それぞれのエリアの雰囲気を変えることも、スペースの快適性を高めるうえで効果的です。リビングエリアには柔らかい照明と温かみのあるラグを、ダイニングエリアには明るい照明とシンプルなラグを選ぶことで、それぞれのエリアが持つ機能に合った雰囲気を作り出すことができます。
リビングとダイニングのレイアウトを計画する際は、ただ単に家具を配置するだけでなく、そこで過ごす人々のライフスタイルや好みも考慮に入れることが大切です。理想的なリビングダイニングスペースを実現するために、計画的にレイアウトを進めていきましょう。
さらにおしゃれな部屋にするコツ
このセクションでは、リビングに温かみと個性を加えるためのインテリアのアイデアを、さらに詳しく掘り下げてご紹介します。
小物でおしゃれな空間を演出
インテリアを引き立て、空間に深みを加える小物の使い方は、おしゃれな部屋作りの重要なポイントです。小物使いのテクニックについて解説します。
・アクセントカラーを活用する:部屋の基調となる色に合わせて、アクセントとなる色の小物を取り入れることで、空間にリズムと活気をもたらします。クッション、花瓶、アート作品など、小さなアイテムから始めて、色を統一することで洗練された印象に。
・植物を取り入れる:グリーンの植物は、部屋が洗練された印象になるだけではなく、リラックス効果も期待できます。サイズや形状の異なる植物を使って、部屋の隅々まで生命感を演出しましょう。また、季節に合わせて花を飾ることで、空間に彩りを加えることができます。
・アートを飾る:アート作品は、部屋の雰囲気をガラリと変える力があります。大胆な現代アートから、落ち着いた風景画まで、部屋のテーマに合わせて選びましょう。壁に掛けるだけでなく、棚の上に置いたり、床に立てかけたりすることで、カジュアルな雰囲気を演出できます。
・ミラーを上手に使う
鏡は、部屋を広く見せるだけでなく、光を反射して明るく見せる効果もあります。デザイン性の高いフレームのミラーを選んで、インテリアの一部として取り入れましょう。場所を選ばずに配置できるので、出かけるときの服装をチェックしやすい入口や廊下などに置くのもおすすめです。
色使いと照明でムードを作る
リビングの色使いは、空間のムードを決定づける大切な要素です。柔らかなナチュラルカラーや落ち着いたブラウン、グレー系の色合いは、リビングに安らぎと落ち着きをもたらします。一方で、アクセントとして鮮やかな色を取り入れることで、空間に活力と明るさを加えることができます。たとえば、壁の一面を明るい色で塗るか、カラフルなラグやカーテン、クッションを選ぶことで、簡単に部屋の雰囲気を変えることができます。
照明は、リビングの雰囲気を柔軟に変化させることができる優れたアイテムです。天井のダウンライトで基本的な明るさを確保しつつ、フロアランプやテーブルランプを用いて部屋の特定のエリアを照らすことで、より温かみのある居心地の良い空間を演出できます。また、LEDの調光可能な照明を利用することで、時間帯や気分に応じて照明の明るさや色を変えることができ、リビングをより生活に合わせて楽しむことができます。
色使いや照明、小物の選択において、自分たちの好みや生活スタイルを大切にしながら、理想のリビング空間をつくっていきましょう。毎日を過ごす場所だからこそ、細部にまでこだわり、愛着を持って空間作りを楽しみたいですね。
まとめ
このコラムを通じて、事例を交えたさまざまなスタイルに合わせたインテリアの選び方や、機能性と美しさを兼ね備えたリビング空間の作り方についてご紹介してきました。ここで、快適でおしゃれなリビング空間を実現するポイントをおさらいします。
・リビングスペースの効果的な活用:リビングは、家族が共に過ごす時間が最も長い場所です。そのため、空間を最大限に有効活用するための工夫が求められます。家具の配置に工夫を凝らし、開放感のあるレイアウトを心がけることで、より快適なリビング空間を実現しましょう。
・機能性と美しさのバランス:リビングの家具やアクセサリーを選ぶ際には、見た目の美しさだけでなく、実用性も考慮することが重要です。例えば、収納力のある家具を選ぶことで、生活感のある物を上手に隠しつつ、スッキリとした空間を保つことができます。
・個性とスタイルの反映:自分や家族の個性、好みをリビングのインテリアに反映させることで、居心地の良い空間を作り出すことができます。好きな色やテーマ、アートワークを取り入れ、自分たちだけの特別なリビングを創造しましょう。
この記事が、あなたのリビングコーディネートの参考になり、理想とするリビング空間を実現するための一助となれば幸いです。
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家具レイアウトやカラーコーディネート等
失敗しない家具選びをお手伝いします。