ナチュラルインダストリアルのインテリアコーディネート
ナチュラルインダストリアルのインテリアコーディネートは、インダストリアル特有のレトロ感や重厚感を抑え、自然な明るさをプラスすることで、引き締まった空間と温かみを両立させたお部屋です。重くなりすぎず、古さを感じさせず、家にインダストリアルな雰囲気を取り入れたい方にぴったりのスタイルです。
また、このスタイルは、狭い空間をより明るく開放的にしてくれるので、狭い空間にも最適です。
それでは、ナチュラルインダストリアルインテリアのコーディネートを構成する要素を一つ一つ確認して、上手にお部屋を作るコツを学びましょう。
ナチュラルインダストリアルインテリアのフォルムと模様
フォルムは、工場の配管をイメージした直線的ですっきりと細いラインを中心に、部分的に安定感のある太さのラインを入れることが一般的です。かっちりとした四角を形成するフレームが入ることも多くあります。
また、古い工場で使われていたランプの大きな曲面の傘の形状もよく取り入れられます。
ナチュラルインダストリアルインテリアは、特徴的な装飾や模様はそれほど多くありませんが、壁面にはレンガなどインダストリアルなモチーフがよく使われます。独特の質感と視覚的な面白さがあります。特徴的な装飾や模様がない分、素材の持つ自然な美しさが際立ちます。
ナチュラルインダストリアルインテリアで使われる色と素材
ナチュラルインダストリアルインテリアに使用される木材は木目調で、色はナチュラルからブラウン系。木目のない淡いペールトーンのベージュもOKです。フレームは黒が多用されます。インダストリアルインテリアに使われる木材は、無骨な印象が求められのに対して、ナチュラルインダストリアルの場合は、そこから脱して、より明るく楽しい印象を求められます。
全体のカラーとしては、明るい白やベージュをメインに、線として黒を使います。ベージュは中間色で、空間に温かみや落ち着きを与える効果があります。黒は多すぎると空間が狭く見えてしまうので、控えめに使うようにしましょう。
落ち着いた雰囲気にしたい場合は、グレーもOKです。有彩色を使う場合は、明るさを少し抑えたアースカラーを使うとよいでしょう。
ナチュラルなインダストリアルインテリアをデザインする上で、最も重要なことのひとつが素材選びです。素材は、木、スチール、レザーを基本に、コンクリートやレンガを含めることもあります。それぞれの素材には、空間全体の美しさに貢献する独自の特性があります。
例えば、木材は温かみのある雰囲気を、スチールはインダストリアルなシックさを演出することができます。それぞれの素材が、家具や床材、壁など、空間の他の要素とどのように調和するかを考えることが重要です。
ナチュラルインダストリアルインテリアは、明るさと個性的なお洒落さを同時に実現することができ、最近はカフェなど商業施設でもよく使われるようになりました。