ウォールナットのカジュアルダイニング
~インテリアコーディネーターが
プロの視点でコーディネートを解説します~
ウォールナットの家具、引き続き人気ですね。木目から感じられるナチュラルなリラックス感と、ブラウン色のモダンな印象のバランスが、都会の景色にも馴染ながら、癒しの効果もあって、ちょうどよいのかもしれません。数ある、ウォールナットの家具を扱うブランドの中から、今回は「ミキモク」のコーディネートをご紹介します。
カントリースタイルの温かみ
ウォールナット材ほど、家具のデザインによって、その印象を大きく変える木材は無い!と言ってもいいかもしれません。それくらい、あうときはスタイリッシュにモダンで、あるときは重厚で、そしてあるときは、このように優しく温かくも見えるのです。背もたれの「スポーク」と呼ばれる細い棒が印象的なデザインのチェアとベンチは、カントリーな雰囲気。温かいシチューが似合う、気持ちまで温まるダイニングです。ベンチもチェアも座面はクッションなしの板座なので、食べこぼしが心配なお子様のいるご家庭にもぴったりですね。
チェアは揃えなくていいの?
ダイニングテーブルに合わせた3脚の椅子と、予備用の1脚。よく見ると、デザインが違います。椅子は必ずしも、デザインがまったく同じである必要はありません。とくに、ナチュラルやカントリースタイルのように、温かみのあるスタイルでは、違ったデザインをミックスするのも楽しいですね。ここでは、同じようにテーパーレッグ(先細の脚)、スポークのある背もたれといった、共通するデザインがあるタイプを選んで、あえて外しながらも、全体的な統一感は保っています。
木肘ソファでナチュラル感UP
ナチュラルな雰囲気を楽しむインテリア、ダイニングは木製、少し丸みのあるデザインで、かなりナチュラル感が演出できたら、次はソファ選び。ソファは、アームまで張りぐるみのタイプが一般的ですが、よりナチュラル感を楽しみたいのなら、こんな木肘タイプのソファはいかがでしょうか?本革の光沢が使い込んだような、ヴィンテージ感を演出します。
格好いい印象が強いウォールナットですが、デザインによっては、これだけ可愛らしい、懐かしい雰囲気にもなります。お子様が小さいうちは、ナチュラルな雰囲気を楽しんだら、次はブラックのレザーやメタリックな素材をプラスして、スタイリッシュなモダン寄りにアレンジすること可能。ウォールナットなアレンジの幅が広いんです。