「絵になる」カフェ風リビング
異素材のミックスやテイストの「外し」がコツ?「絵になる」カフェ風リビングの作り方をご紹介します。
~インテリアコーディネーターが
プロの視点でコーディネートを解説します~
カフェ風インテリアは、雑貨や本を飾っても、生活感がなく、かっこいい。その秘密は、「非日常」の世界だから。現代とは違うレトロな世界、未来を連想させるスペーシーな要素、絵本の中みたいな遊び心。生活感を消すために、「日常を隠す」のではなく、「非日常をプラスして」楽しむインテリアのスタイルです。レトロなカフェ風家具で独自の世界観を提案する家具ブランド「SWITCH」の家具でつくる、本気のカフェ風インテリアの魅力に迫ります。
1台ずつ張地違いのソファを並べて
二人掛けのソファ、2台の一人掛けソファ、全部デザインは揃っているけれど、張地はあえて変えてみる。これだけで楽しい雰囲気のリビングに。程よいミックス感がありながら、ごちゃごちゃして見えないのポイントは2つ。ソファの形は全部同じなので、リビングセット全体としてはまとまりがあること。張地は、2台は無地で、柄物は1台にとどめ面積の小さい一人掛けソファで取り入れていること。柄物も一人掛けなら、奇抜になりすぎず、ほどよいアクセントになってくれます。
シャンデリアのミスマッチを楽しむ
ハイテーブル&ハイチェアのセットは場所をとらないので、カフェで座席を多く確保したいときには、よく使われるアイテム。それだけに、カフェやバーみたいな、商業施設っぽい雰囲気を醸し出してくれますね。ご自宅でもソファスペースを広くとりたいからダイニングはコンパクトにまとめたい、または、ワンルームだけどどうしてもコンパクトなダイニングを置きたい、という方には適したアイデアです。レトロで、素朴な印象のハイテーブル&チェアに豪華なシャンデリアを合わせてみる、「外し」のテクニックが個性的なこだわりのカフェっぽさを演出しています。
実用性をあえて無視してみる!?
カフェテーブルみたいな一本脚のシェルフ。背面も側面も板がなく、決して実用的ではありません。でも、非日常的なおしゃれ空間を目指すなら、こういう遊び心は意外と大切。オブジェのようなシェルフは、お部屋全体のアクセントになってくれます。お店をいろいろ見てまわって、飾る雑貨をあれこれ考えるのも楽しくなるシェルフです。
カフェ風のインテリアにも、北欧風とか、アメリカのミッドセンチュリーとか、スペーシ―な雰囲気とか、いろいろありますね。お気に入りのカフェやショップの内装を参考に、お部屋のインテリアを考えるのも楽しいかもしれません。やりすぎて雑然としてしまわないように、ファブリックや家具のシルエット選びにはこだわることがポイントですよ。