ウォールナット好きのためのリビング
~インテリアコーディネーターが
プロの視点でコーディネートを解説します~
人気のウォールナットの家具。高級木材でありながら、チェストなどの収納家具や、ダイニングテーブルでは、もう定番といってもいいほどの人気っぷりですが、今回は、本当にウォールナットが好きなら、「ソファまでウォールナット!」ということで、スタイリッシュなデザインのソファが豊富な「フォルマックス」のコーディネートをご紹介いたします。
様々な形が生み出すリズム
大中小の円形のテーブル、直線的なシルエットを残したソファ、曲線を多用したラウンジチェア。それぞれに形が違っても、ウォールナットという一つの素材で統一感が保たれているから、ごちゃごちゃした印象にはならず、シルエットの違いが引き立って、空間にリズムが生まれます。
たかが脚、されど脚
ソファの脚は、一般的なデザインの場合、床付近にあるだけで、ほとんど見えない部分。ですから、見た目よりも座り心地やサイズなど、他に優先すべきことがあるときには、必ずしもこだわらなくていい部分です。でも、「ソファまわりも全部ウォールナットでまとめる!」をインテリアのテーマにするなら、是非こだわってください。脚だけスチールだったりすると、それだけで雰囲気が変わるのも確かです。
丸みのある形のやさしさ
ウォールナットという素材は、深い色合いの落ち着いたシックなモダンさと、天然の木目という優しいナチュラルさと、両方を兼ね備えています。同じ素材であれば、丸みのあるシルエットはよりナチュラルでやさしい印象になります。ウォールナットのモダンさとナチュラルさ、どちらを引き出すか、形でコントロールすれば、思い通りのインテリアが実現します。
家具選びは、見た目の印象だけでなく、素材の手触りが重要です。そして、リラックス感を重視するなら、断然、天然素材です。丸い天板のサイドテーブルの脚は、木の根っこのようで、造形も自然界をイメージさせるから、よりやさしい印象に仕上がっていますね。