白い照明がアートなお部屋
~インテリアコーディネーターが
プロの視点でコーディネートを解説します~
北欧インテリアでよくみられる白いペンダントライト。白はベーシックカラーだと思われがちですが、ランプシェードになると、時に儚げで、時にはっとするほどの存在感を感じさせるから不思議です。今回は、デザイン性重視のおしゃれ照明が揃う北欧の照明ブランド「VITA」より、白いペンダントライトを使ったコーディネートをご紹介します。
花びらの陰影を楽しむランプ
花びらのように幾重にも重なる、乳白色のシェードが、光の透過性に強弱を生み、同じ白でも、明るく白く光る部分と、影になる部分との濃淡が生まれます。奥行のある表情を楽しめるランプシェードです。プラスチックという無機質な素材感と、自然界の花を連想させる形状により、木製のナチュラルなインテリアの中で、少しだけクールな質感がアクセントとなりながらも、全体としては柔らかく調和しています。
目にもふかふか、羽毛のランプ
本物のガチョウの羽毛を使用している贅沢なランプシェード。ランプシェードは実際に触るわけではないけれど、目で見て、ふわふわ、ふかふかな感触を想像するだけで、まったりリラックスできそうなランプです。思いっきりリラックスムードを演出したい、寝室でのコーディネートがおすすめ。いい夢見られそうですね。
クールなアルミ製ランプ
同じホワイトのペンダントライトでも、こちらは打って変わってアルミニウム製。つるっとしたクールな質感は、緊張感と清潔感があって、こんなランプの下で朝食をとったらシャキッとしそう(?)。ぽってりとした丸みのあるシルエットは、マグカップやボットと同じような、手に取りたくなる親しみやすさも感じさせてくれます。せっかくなら、食器も白で揃えて、食器とランプシェードをコーディネートしてみても素敵です。
白のペンダントライト、定番のアイテムですが、素材や大きさ、デザインの違いで、これだけ様々な表情を見せてくれます。お部屋の目指す雰囲気によって、使い分けたいですね。照明選びはデザインだけではなく、実際には、明るさの計算も必要です。迷ったら、お気軽にご相談くださいね。