好きな色を楽しむインテリア
~インテリアコーディネーターが
プロの視点でコーディネートを解説します~
好きな色は何色ですか?ブルー?グリーン?ピンク?イエロー?――では、なぜお部屋に取り入れないのでしょう?飽きるからですか?好きな色なら、個性的な色でも、案外飽きないかもしれません!というわけで、好きな色を思い切ってアクセントカラーに取り入れたコーディネートをちょっと覗いてみましょう。今回は、業務用家具のブランド「ADAL」の家具をご紹介いたします。
イエロー+グレー
イエローをアクセントカラーにするなら、ベースカラーとして、ホワイト~ダークグレーを合わせれば間違いありません。原色のイエローは存在感が強く、組合せ次第では、すごく派手で雑然とした印象になりやすい色です。他はベーシックな色合いでまとめると、アクセントカラーのイエローは引き立ち、全体は、上品で大人っぽいクールな印象に仕上がります。
ピンク+ブラウン
実はピンクが好き、という方、多いですね。でも、大きな面積で入れると、かわいい印象になりすぎてしまうのが悩みどころです。ピンクは、落ち着いたブラウン系との相性がとてもいい色です。気を付けたいのは、薄いベージュやライトブラウンだと全体がぼやけた印象になって垢抜けないこと。ピンクとはしっかりコントラストのつく、深めのブラウンを合わせて、さらにホワイトをアクセントに加えるとモダンなフレッシュさもプラスされます。
グリーン+ベージュ
原色のグリーンはとてもおしゃれ上級者向けの色です。グリーンのソファは、懐かしい印象のカフェ風やレトロなインテリアでは多用されますが、一方モダンな印象に仕上げるのは、なかなか難しいんですね。そこで、ポイントは、ホワイトやブラックといった、モノトーンと組み合わせることで、モダンさを強調すること。ただし、白黒+グリーンでは、個性が強すぎで居住空間向きではありませんので、ライトベージュのような柔らかさのある色をベースカラーにすると、穏やかな印象にまとまります。反対色の赤いアートが、グリーンの鮮やかを引き立てていますね。
イエロー、ピンク、グリーン、いずれも個性的なコーディネートのご紹介でした。万人受けするインテリアではありませんが、もし本当に好きな色なら、チャレンジする価値はあると思います。自分だけのお気に入りのお部屋が完成するかもしれませんよ。