座り心地や素材感を実際に体感できる、メーカーのショールーム。
お客様に代わってスタイリクスのスタッフが、メーカーの歴史や特徴を伺いながら体験してきました!
家具選びの参考に、ご覧ください。
表参道にあるフランネルソファのショールームに行ってきました!
ショールーム訪問、第一回目は表参道にある「フランネルソファ」。
モダンで機能的なデザインの日本製にこだわったソファーづくりで定評のあるメーカーです。
東京ショールームで広報担当の宇羽野さんにお話しをお伺いしました。
スタイリクス インテリアコーディネーター(以下「ス」で表記)
フランネルソファのブランドが立ち上がったのは1997年ですよね。
その前からソファーに関係する仕事をなさっていたのでしょうか?
フランネル担当者(以下「フ」で表記)
弊社はもともと名古屋の会社で、ソファーの製造をしていた会社になります。その後1997年にオリジナル商品を開発、自社のブランドを立ち上げました。職人の手により国内で生産するということにこだわり、ソファ作りを続けています。
ス:セミオーダーメイドで自分だけのソファを作れるというのはうれしいですね。
フ:そうですね。自社の工場で熟練の職人が一つ一つソファを作っているので、デザインはもちろんですが、ソファの機能性を損なわない最大限の考慮がされています。制作の過程は全てプロの手作業ですので、大型機械ではできない繊細な手仕事で細かいところまで美しく仕上げることが可能です。
フ:ソファ職人は制作者でもあり、時にデザイナーでもあります。そこには作り手としての「想い」が込められていて、座り手のことを深く考え、カタチが作られていきます。
ス:職人さんの手で丁寧に作られているのに、手の届きやすいお値段から商品が揃えられているというのも魅力ですね。
フ:そうですね。弊社では10万円台のお値段からソファーを扱っていますが、この価格で生産できるのは、デザインから製作、販売まで自社で一貫して行っているからだと思います。
ですから家を購入されたり、引っ越されたばかりなどのお客様など、限られた予算の中でこだわりのソファが欲しいといった方もよくいらっしゃるんですよ。
使い勝手がよくて、デザイン性も高いソファ
ス:デザイン性を重視したソファを作られているイメージが強いフランネルソファですが、お客様に人気の商品はどの辺りでしょうか?
フ:毎年、2つずつ新しい商品を開発しているのですが、異なった方向性のもと製品づくりを心掛けていて、1つはデザイン性を重視したもの。もう1つは、スタンダードなものにしています。
デザイン性を重視したソファの中で人気といえば、「SIESTA」と「PIVO」というアンシンメトリーなデザインのソファです。
「SIESTA」は、スペイン語の「昼寝」という意味ですが、その名のとおり「お昼寝できる」ソファになります。座面の奥行きが通常のソファより深くなっているので、簡易的なベッドのようにも使えるのが特徴です。
ス:ベッドのように横になれてデザイン性が高いものって、探してもなかなか見当たらないので貴重ですね。
フ:そうですね。家に帰ったらソファーで寝転がってくつろぎたい方ってわりといらっしゃるんですよ。座面の奥行きが深いので、ゆったりおくつろぎいただけるかと思います。
フ:「PIVO」は「部屋の真ん中に置く」ということをテーマにしたソファです。
形を見ていただけるとわかるのですが、このソファは背面からもお座りいただけるんです。
このソファーが作られたコンセプトは、空間と空間のパーテーションになりながらも自然にコミュニケーションがとれるようにとの意図から生まれてきたものです。
このソファをリビングとダイニングスペースとの間に置くことで、リビング側からも、ダイニング側からもソファを使えるようになり、2つの空間を上手につなぐ役割りも持っているんです。
ス:空間の使い方の幅が広がるので、スタイリクスでもよくお客様にご提案しています。
ご提案した中のある方はお友達を呼んでおもてなしをするのが好きで、このソファならお料理を作っている間もダイニング側に座ってもらっておしゃべりができたり、空間が自由に使えることが決め手となってご購入されたんです。すごく使いやすいと喜んでらっしゃいました。
フ:そういうお話を伺うと作った側としてもうれしいですね。
スタンダードなソファーとして一番人気の「BRICK」
フ:スタンダードなソファーとして弊社で一番人気があるのが「BRICK」。
ロータイプのソファが全体的に人気なのですが、その中でも「BRICK」はどんな空間にも合わせやすく、飽きがこないデザインで支持を集めています。
ス:ロータイプのソファは最近流行っていますよね。高さが低いので部屋を広く見せる効果がありますし、直線的なデザインのものが多いので、部屋がモダンな印象でまとまるんですよね。
フ:「BRICK」はソファーの座面に「コイルスプリング」という大きなコイル状のバネが入っているので、反発力があって沈みこみ過ぎず豊かな弾力があります。
ス:(座ってみて)確かにしっかり支えてくれる感じがします!
フ:他には「Sバネ」を使用したソファもあり、Sバネを使用した座面は、適度な弾力があります。座り心地の違いをぜひショールームでお試しください。
フ:また、オプションの「木肘」をつけると、サイドテーブルのように、木肘にマグカップを置いたりもできるようになっています。
ス:この「木肘」、すごく便利ですよね。
当店のお客様でも、空間を広く見せるためにリビングにテーブルを置きたくない。でもテレビを見ながらお茶を飲んだりするときのため、カップなどを置くスペースは欲しいという方って多いんです。
ソファの種類を決めたら張り地をセレクト
フ:ソファの型を決めたら、次は張り地選び。布や革の素材、色の選び方によって、同じソファーでも全然違った雰囲気に仕上がります。張り地だけで約180~190種類ほどご用意しているので、じっくりお選びいただけるかと思います。
ス:ソファは張り地選びも重要ですよね。
革張りはクールでモダンなイメージに、布張りはナチュラルでやわらかいイメージにまとまることが多いですが、はお手入れのしやすさなどを考えることも大切ですね。
フ:そうですね。機能的に考えると、合皮は汚れにくいし、掃除もとてもラクな素材です。逆に本革はお手入れの面では少し手間がかかるのですが、時間とともに深みの出る革の味わいはなんともいえない魅力があると思います。布張りはカラーバリエーションが豊富なのと、吸湿性があるので、夏でも座ったときにべたつかないのがメリットですよ。
革張りがご希望で小さいお子様がいらっしゃるお客様は、合皮を検討されてもよいかもしれませんね。
また、カバーの脱着が可能な、カバーリングタイプのソファもおすすめしています。
※一部、ご自宅で洗えるうウォッシャブル用の布生地もご用意しています。
ス:自宅で洗えるというのは、とてもありがたいと思います!
いいソファとは自分のライフスタイルに合ったもの
ス:最後に、いいソファとはどんなソファだと思いますか?
フ:やはり、自分の目的に合ったものだと思います。価格が高いソファであっても、背の高さや座り心地など、自分に合わないものもだと意味がないので。それと、お客様のお使いになるシチュエーションを考えて、トータル的にベストなものを選ぶことではないでしょうか?
ス:なるほど、一言でいいソファといっても、どんな風に使うかによって選び方が違ってくるんですね。
確かにそれはお客様のインテリアコーディネートをしていてもよく感じます。
やはり、お客様のご要望やライフスタイルをじっくりお伺いしてきちんと把握した上で、ピッタリ合ったソファをご提案することが大切ですね。
コンセプトがはっきりしているデザイン性の高いソファから、飽きがこないずっと使えるソファまで、職人さんの手作りにこだわって一つ一つ丁寧に作っている「フランネルソファ」。ソファに対する熱い思いに感銘を受けました。貴重なお話をありがとうございました。
ご自分にぴったりのソファを選びたい方へ
本ページに掲載しきれなかったフランネルソファのアイテムもたくさんございます。
ご自分に合うソファ選びたいという方は、スタイリクス新宿店までお気軽にご相談ください!